【自ら命を落とす】時の脳の状態って?&その時やるべき事は…

2021年、あと少しで一年が終わる!というその時、女優、神田沙也加さんが自ら命を絶たれるという悲しいニュースがあり、世間に衝撃が走りました。

まだ35歳、という若さ。この世を去るにはあまりに早すぎる年齢です。

その前年も、竹内結子さんや三浦春馬さんなど、誰もが知る大人気俳優が立て続けに自ら命を断つ事を選びました。

煌びやかなる芸能界に見えても、内に秘めた苦しみを抱えていたことでしょう。

近年はこう言った悲痛な出来事が増えたな…と思います。

それにしても、への道を進んでしまうのは一体何故でしょうか?

今回は、【自ら命を絶ってしまう人間の脳に何か起きているのか?】という事について

これから自分自身、身の回りで同じようなことが起きた時のために知っておきたいことをまとめました。

死にたいわけではない

誤解している人も多いのですが、自殺を考える多くの人は、「本当に死にたい」という事は滅多にありません。

確かに、その様な言葉をほのめかしたり、どこかで残します。

しかし、死ぬというのは、少なくとも今の技術では後戻りできない、取り返しのつかない事態です。

想像してみてください。死んだ後なんてどうなるか分からなくて怖いし、その内忘れ去られてしまう。

普通に考えて、あえて選択したいことではないですよね。

実はこの「死にたい」は、本当に”死にたい”というわけではなく「もう、これ以上感じたくない」の代理感情なんです。

生きていたら、どうしても浴びてしまう、悲しみ、苦しみ、焦り、恐怖、不安などの感情を、これ以上感じていたくないということです。

生死の瀬戸際まで悩んでいる人は、毎日24時間、その雑念がまとわりついて離れないんです。

そこで、その感情を手っ取り早くシャットアウトするためにできる対応、それが、自ら命を終わらせること

自殺を考えてるとき、当事者は、鬱病や、何かしらの精神疾患を患っていたりする事がほとんどです。

その心の病気が、脳の機能を正常に動かせなくなってしまう状態へ持っていってしまうのです。

日常の様々なストレス、幼少期の癒えていない心の傷、健康面の問題などの積み重ねで、脳が一時的にエラーを起こしている状態です。

脳機能に不具合が生じてしまうと、冷静な判断をし、自らをコントロールするのはとても難しいことなのです。

なので、普段と変わらない様子と、ガタッと落ち込む気分の乱高下が繰り返されている状態。

周囲の人々が「前日はいつも通りだったのに」や「次に会う予定も決めていた」という事実があるため、余計に信じがたい、ということが珍しくないです。

「残された人が悲しむからいけない」や「もっと生きてみたらいいことがある」という一般論は、この時もう頭の中で打ち消されているのです。

死に直結するまでの時間に、「死んでまで感じたくない感情とは、何だろうか」ということの答えを出す事が、重要になってきます。

しかし、そこまで考える事ももうできなく、その気力すら絞り切られているため先に行動にでてしまうのです。

そして、死を選んでいく人のほとんどは、決して簡単に人生を投げ出したわけではなく、何か月も、何年も前からその重い荷物を背負いながら生きていました。

そして、いつもそのきっかけは一つだけではないです。たった一つの事で、人は命を終わらせることはあまり多くありません。

大抵いくつもの荷物を降ろせないまま、周りの期待に応えようと、必死に頑張り続けてきた人がほとんどなのです。

自分を追い詰めやすい人の性格

 

死を選んでしまった人には、世間では厳しい意見も寄せられます。「自分のことしか考えていない」「残された人達の事を考えていない」等ーーーーーーーーー。

確かに、突然深い悲しみを残して去ってしまった事で、周囲の人が失意の底へと突き落とされてしまったのは否めないでしょう。

ただ、【家族や友達の事を何も考えてない人】というのは、ただの推測に過ぎないのです。次の特徴を見てください。

  • 振る舞い上手(辛くてもいつも通り振る舞える)
  • 哲学肌
  • 繊細
  • 真面目
  • 完璧主義
  • 気遣い屋
  • 両極主義
  • 機能不全な家庭育ち

このような特徴を持つ人は、基本的によく考え込み、追い込まれやすいです。

真面目で勤勉な人は、物事に対しての柔軟性が少なく、考えすぎたり、ストイック。

デメリットで言うと、適当に流す、手を抜く、嫌ならやめてみる、という甘えを自分に許可することが難しい人達です。

多くの哲学者やアーティストが精神疾患を持つのは、この思慮深さに繋がっているとも言えます。

この”感性”があるから、人を惹きつける作品が生まれるのですが、それ故に精神を蝕んでしまうのも現実なのです。

そのうえ、【白か黒】で考える両極思考の人は、グレー思考がなかなかできません。

元々すぐに結論に結びつく行動をとる癖があるうえ、自殺願望が出てくると、脳機能の低下により【距離をおく】【様子をみる】など所謂”待ち”の耐性が弱くなっています。

ストレスが辛い▶職種を変えてみよう、一人になろう(時間をかけ解決に向かおう)

という考えにならず、

ストレスが辛い▶もう死のう(結論まで待てない)

といった具合でストレスにさらされた時、結論までに労力をかける余裕が無い、とも言えると思います。

もちろん、本当の原因は当人にしかわかりませんが、上記に述べたような特徴の性格のベース×複数のきっかけでこういった選択をとる可能性が高くなってしまいます。

更に、機能不全な家庭で育つ人は、追い込まれやすい思考を作る要因になります。

機能不全家族の特徴

●幼少期に必要な愛情を与えられなかった

●家族の機嫌を取るために気を使ってきた

●子供なのに親の役割をしてきた➡ヤングケアラー

●虐待を受けた

●家族間の喧嘩が絶えなかった

このように人は、自分に注がれた愛情の質で、将来の思考回路に大きく影響してしまいます。

周りを悲しいませてしまうのはいけないけど、本人がとても苦しかった事、わかってほしいね。
こうして考えると、幼少期の影響➡追い込みやすい思考に繋がってるね。一度脳にプログラムされた性格って簡単にコントロールできないからね。内心無理していることを周りは気づきにくいし、理解されにくいよね。

死にたい時に、まずやる事

当たり前ですが、「死のう…」と思う前の段階で憂鬱な気分を払うと、自殺を予防できる確率が格段と上がります。

その効果的かつシンプルな方法をまとめました。

自分自身や、身近に死を考え始めた人がいたら、きっともう、色々解決するために調べたりする気力がありません。

そこでこれから紹介する方法を上手く提案してみると、状況が大きく変化するかもしれませんので、ぜひ読んでおいてほしいです。

朝散歩でセロトニンの活性化

セロトニンとは、気分を前向きにしたり、頭の回転を早くする役割の、脳内物質です。鬱の人は、低セロトニン状態な事が多いです。

セロトニンが低いと、

  • 衝動的になりやすい
  • 怒りが抑えられなくなる
  • 忍耐強さが減る

という状態になります。

朝散歩は、セロトニンを活性化させます。起床から一時間以内に、15分〜20分程度の散歩をしていれば、衝動的な行動を抑えられる傾向にあります。

本格的な鬱状態に入ると、朝起きて着替えて外を歩くこと自体ハードルがあがってしまう為、鬱っぽくなりだしたら、早めに始めるのが良いですよ。

一日一本のバナナ

朝の散歩が効果的だと前述しましたが、セロトニンを活性化させる為に、もう一つ重要なことがあります。

それはトリプトファンという、セロトニンの原料となる栄養素を摂取する事。

トリプトファンは、通常の食事で不足になることはあまりないのですが、偏食、ダイエット、特に精神疾患になると、食事が疎かになりがち。

インスタント、ジャンクフードのような食生活になってきたら要注意です(*_*;

しかも、トリプトファンは、単体ではなくビタミンB1と、糖質と一緒に摂取しないと、脳に吸収されないのです。

「ちょっと待って。憂鬱な気分の時に、そんなに栄養とか、バランスとか考えながら食事用意すんの無理だよ...」

って思いましたか?その通りです。そんなこと面倒ですし続かないですよね。

そんな状況にお勧めなのが、一日一本のバナナ。バナナは調理なしでトリプトファンビタミンB1糖質が一度で摂れる、優秀な果物です。

寧ろ、カップ麺のお湯沸かすよりも、めんどくさくないと思いませんか?

お米やみそ汁サラダなど、基本の食事も7もちろん大事ですが、トリプトファンをシンプルに摂取するために、どうか台所のバナナだけはきらさないでくださいね。

仕事を休むor辞める

一番最初にやってほしいことなのですが、自殺してしまう人は、これ出来ない人が多いです…。

真面目な事は大変良い事ですが、ここでは仇になってしまいます。

ストレスのほとんどは 人間関係による摩擦です。それを一旦無くさない限り、状況を変えるのは難しいでしょう。

当人は、「自分が頑張り足りないんだ」「もっと努力しなくちゃ」「迷惑かけている…」と思っていますが、実際はとっても頑張っているし、世の中なんとか回っていく事がほとんど。

自分が思うほど迷惑かけていないものです。

【仕事を休んでも会社はなんとかなる】

ことを一度信じて、休んでほしいものです。

ガス抜き

前述にあるように、自死が脳裏をよぎる際、頭の中はパンク寸前です。

言い換えると、一時的な脳機能のエラーでもあります。

なので、ここで一度ガス抜きをする必要があります。

その日、その時をなんとかやり過ごして日にちを伸ばしていくと、”死にたい”気持ちが薄れてきます。

また、その波はリズムとなってやってくるので、それまでにするべき事を対処すればなんとかなるものです。

とりあえず、その時をやり過ごす。

友達に来てもらって話をきいてもらう、美味しいものを遠慮せず、たくさん食べる。

それだけで、ひとまずエラー状態の時間を乗り切ることができます。

いったん落ち着いて、リラックスした気持を少しでも取り戻すことが大切です。

感情の共有

ストレスの原因の一つとして、孤独感があります。

抱え込む人は、「こんな思いをしているのは自分だけ」「わかってくれる人なんていない」といった感じで、自分の殻に閉じこもってしまいます。

実際には、世界は広く、自分と似た状況の人は案外いるものです。

それが感じにくくなっている時は、誰かと感情を共有しましょう。

方法は発信か、検索です。

今の時代、You TubeTwitter、ブログなど、お金をかけずに同じ境遇の仲間と交流ができます。

同じ悩みを持った人を検索して、話をじっくり聴く、自分の感情をぶちまけてみるなどしてみます。

友達や、会社の人に言えない事でも、自分の気持ちを分かち合える人をみつけたり、コメントをもらうだけで、安心した気持ちになれます。

死んでしまうくらいなら、生きてありのままの自分を晒すほうが、真っ当な解決への近道かもしれませんね。

 

まとめ

自殺は、脳の不具合の問題なので、誰でもそういった状況になる可能性があります。

一番は、カウンセラーor精神科に行く事が望ましいのですが…

スケジュールの確認をして電話をかけ、時間通りにそこに辿り着く、というのがまず億劫になっているため、なかなか難しいのでは、と思います。

人や時間を介さなくても、今すぐ出来ることを確認しておくと良いです。

自殺を望む脳に関するまとめ

本当に死にたいわけじゃない
朝バナナ食べて散歩すると良い
ガス抜きすれば、死にたい気持ちは一旦薄れる
“死にたくなる”事は誰にでも起こりうる

極端にならず、中間の選択が重要
自分と同じ境遇の人と繋がると前向きになれる

今日普段通りだからって、明日その人がどんな思考になっているか推測できないのが辛い。身の周りでの”悲しい結末”を防ぐためにも、このような脳の仕組みを日頃から理解しておきたいね
“死にたいほど感じたくない気持ち”の正体を突き止めれば、死ぬ必要は無くなるのか…。第三者には難しいから、本人にそこまで向き合う余力があるかで大きく事態が変わるね。身近な人がもしそうなったら、とりあえず会いに行ってガス抜きをさせよう。